◆2026(令和8)年 共通テスト間近
大学入学共通テストが4日後に迫りました。
令和8年度は現代文第3問(いわゆる「実用的文章」の問題)が実施されて2年目となり、正規の過去問題は昨年度のもののみ、後は試作問題A・Bだけですから、受験生の皆さんは何かと困惑されたのではないかと思います。第3問がさほど心配のいらないものであることは別途記載しましたので、該当ページを参照してください。それによって「合理的に(無駄なく、速く)解く手順と思考」を理解したうえで、上記の本物4問を用いて練習すれば、15分までで必ず解けます。
第3問にかぎらず、むしろ第1問の評論問題で「時間が足りない」「読むのに時間がかかり過ぎる」という受験生がまだまだ多くいて、現代文学習の旧弊を思います。本当は「時間が足りない」「読むのが遅い」のではなく、自分なりの納得感という単なる主観的満足追求を抑制できず、「規定の時間を超えてでも読もうとしている」だけでしょう。それどころか、そうした誤った動向を前提に「評論は25分(漢文は15分)」などと、わざわざ評論での時間超過を当然のごとく指導されるむきすらあるようですね(計算上は平均19分ですよ)。そのあたりのことは、微差であれば、個人ごと年度ごとに異なっていて当然であり、一般的に「指導」や「奨励」をするようなことではないでしょう。
何であれテストであれば、時間制限が無い方が異例ですから、正規の時間内で解くにはどうすればよいのか、その具体的な方法と、それを支える方法論(論理的な根拠)とを考えて対処すべきです。そういうことをしてこなかった、教わらなかったとすれば、この時期ですから、せめて過去問題を用いて「正解の選択肢」のみを精読し(「消去法」という非合理な発想を離れて)、その正解の必要条件(構文、指示内容、接続関係、本文中のキーワード)がどうして特定できるのか、それは本文のどこからどうやって見つけられるのか、考えましょう。読む際にそこをマーキングできないか、解く際にそこに着眼できないか、それを優先的に行えば速く解けるのではないか……。今からでもできる、合理的な対処をしてください。
健闘を祈ります。
