◆共通テスト直前に
共通テスト間近となりました。
共通テスト現代文の本番での対応・対策について、すぐに活用できそうな事柄のみをまとめてアップロードしましたので、よければ参考にしてください。
今年もまた、コロナ禍の渦中となってしまい、さらにインフルエンザまで流行しています。寒波もきつくなり、受験生の皆さんには試練の時です。無事に乗り越えられることを祈念します。
このたびの共通テスト現代文では、2025年新課程問題へのソフトランディングを意図した、ある程度の「新しさ」(新たな出題・設問スタイル)が見られる可能性があります。あるいは、2022年度の追試に近い出題の可能性もあります。しかし、いずれにしても、まだ「傾向」などを語る時期ではありませんから、風説に惑わされず、過去問題による読解・解答練習を行い、制限時間内でのスムーズな対応をなるべく心掛けましょう。予想外の問題は、だれにとっても戸惑いや焦りをもたらすものですが、だからこそ落ち着いて、「慣れていないだけで難しくはない」「基礎学力で解ける問題しか出題されない」という当然のことを念頭に、設問要求をしっかりとつかんで解いてください。
鍵を握るのは、やはり「時間」でしょう。先に設問を読むだの、〇〇から解くだの、姑息に逃げるより、普通に前から読み解いて、ちゃんと時間内で解こうとするほうがよいでしょう。ただし、試験が始まったら、文章や設問のボリュームを確認する意味で、第1問→第2問と設問の終わりまでさっと見通し、後の設問箇所に長い文章資料が控えているケースとか、小説がとても長い場合とか、そういうことは事前に確認してから読み始めると、少しでも焦らず落ち着いて対応できます。
入試問題のなかでも、共通テトスは時間内でなんとか解けるように作ってある、まっとうな基礎学力試験です。もしまだ時間があるなら、この2年間の過去問題を解きなおすことです。読む作業、解く作業の流れをパターンとして身になじませるようなリハーサルをするとよいのです。
それでは、平常心で乗り越えましょう。